株式投資入門 1 自分の現状を知り、どうするかを考えよう
惰性での株式投資になっている自分の投資を改めるため、そして株式投資に興味がある方に向けて記事を連載しようと思います。
今日はその第1回目。
投資歴・投資を思い返す
まずは私の簡単な投資歴。
2014年6月から株式投資を始めましたので、約5年弱の投資歴となります。
運用は日本の個別株のみ。投資信託も少ししていましたが、パフォーマンスに魅力を感じず、自分で運用することを選びました。
米国株は興味があるのですが、まだ手を出せていません。
私が株式投資を始めた頃はアベノミクスの3本の矢・日銀の量的緩和などで、初心者にとっては嬉しい、そして簡単な相場でした。ストップ高や特別買い気配を何度も体験することができました。運悪くよっぽどな銘柄を買わない限りは利益を出すことができたのではないかと思います。
初心者の私も最初の2カ月くらいで11万ほど利益を出すことができました。「専業投資家も夢じゃないかもしれない」なんて思ったりしていましたが、投資を続けるにつれて、利益を出し続けることの難しさを身をもって体験しました。
イスラム国・ギリシャ・ウクライナ・中国・スコットランド独立選挙・英国EU離脱・トランプ政権・北朝鮮などなど、様々な下落局面もありました。
しかし、現在、日経平均は2万円を超える位置にあり、下落局面で含み損が増えても、その後、株価が持ち直してくれる展開が続き、退場することなく投資を続けてこれています。
『株式投資を始めた時期が良かった』
私の投資はこの言葉に尽きると思います。
投資スタイルの選定
■投資可能金額
当たり前ですが、投資にかけるお金は『余裕資産』であることが大前提です。
自身の資産の何%を投資に充てるのか、月々の給与の何%を証券口座に入金するのか。
あらかじめルールを決めておくことは大切です。
自分の投資可能金額で投資スタイルも変わってきますので、自分の収支・現状を把握することは重要です。
私の場合は、当初NISAのみで株式投資をしようと考えていたので、100万円にもみたない額から投資を始めました。投資をするには好環境の時期でしたので、投資に慣れてきたころから、貯金していたお金を投資用に移行し、300万円ほどに投資額を少しずつ増やしていきました。
それと合わせて、給与の内、月3~8万円を証券口座に入金しています。
投資可能金額が多ければ多いほど、利益を増やせる可能性が上がります。
複数銘柄、複数単元を保有できるからです。
チャンスを増やすためにも、投資可能金額を増やすことはとても重要です。
■投資期間
期間で考える投資スタイルには主に以下の4つがあります。
- デイトレード (短期投資)
- スイングトレード (短期投資)
- 中期投資 (ポジショントレード)
- 長期投資
一般的には、1日の内に取引を完結させるのが「デイトレード」。数日~数週間程度の期間で取引を完結させる「スイングトレード」。数週間~数カ月で取引を完結させる「中期投資」。1年以上・数年にわたってトレードをおこなう「長期投資」と言われています。
中期投資、長期投資の期間は人それぞれの感覚によるところも多いと思います。
私の場合、信用取引は短期投資。現物取引は中期・長期投資で運用を心掛けています。デイトレードをすることは滅多にありません。
■分析手法
大きく分けて以下の2つがあります。
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
ファンダメンタルズが、企業の業績や経済・景気の変動などから株価を予想する手法です。
テクニカルが、チャートのパターン、RSI・乖離率などのテクニカルの指標などから株価を予想する手法です。
この2つは、どちらか一方だけをするということではなく、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の双方を組み合わせて投資を行うのが良いと思います。
ファンダメンタルズ分析した上で、RSIなどのテクニカル指標・チャートなどで買ったりしています。
まずはファンダメンタルズ分析をしっかりと身に着けることが重要です。
自分の資産を守るのは自分だけ。
Twitterなどで某有名人が推奨した銘柄をそのまま買って、損をするようなバカげた行為は愚の骨頂です。私も魔が差して1度だけ損したことがあるのですが、猛省しましたね 苦笑
■投資対象
どの銘柄に投資をするのか。そこには投資可能額も大きくかかわってきます。
また、集中投資、分散投資にするのか。
そして、どういった企業に投資をするのか。企業の規模、割安、高配当、株主優待、好業績、高成長、テーマ性など、どういった部分を重要とするのか。まあ、どれも大事ですが。
■利益確定・損切りのルール設定
何%株価が上がれば売るのか、何%株価が下がれば損切りをするのかも、設定するべきです。
株価が下がった状態でずーっと保有しているよりも、損失を確定して他の銘柄に再投資することも重要です。
損切は苦手ですし、難しいですが。ルール化するのも良いかもですね。
最後に
2019年度は初心を思い起こして、投資スタイルの見直し。保有・監視銘柄の再分析。
相場・市況分析などをしっかりと行いたいと思います。
いつもそうですが、株価は先が分かりません。
一日前はかなり悲観的なニュースが流れていても、翌日はあっけらかんと株価が大幅反発。悪材料も織り込み済みという便利な言葉で流されることもあれば、材料視されて大幅反落することもあります。
今年は増税などなどで、株式相場がどうなるかが分かりません。
何とか少しでも利益が出せるように頑張りたいと思います。
それではお読みいただきありがとうございました。